前回はクリックステップについて説明をしました。
そのときにクリックステップのデメリットとして、
■アイコンが見つからずにクリックができない
■アイコンの上に別のウィンドウが重なっていて、別のウィンドウをクリックしてしまう
などを挙げました。
今回は、このようなデメリットを回避するための方法をお伝えします!
開きたいファイルのファイルパスを編集
この記事のタイトルにもしていますが、DAでファイルを開くときにウィンドウステップというステップを使うことで、クリックステップを使わずにファイルを開くことができます!
早速ウィンドウステップの使い方ですが、まずは開きたいファイルのファイルパスを取得したいので、下のキャプチャのように開きたいファイルで「shift + 右クリック」をして、「パスをコピー」をクリックします。
次に、僕はコピーしたファイルパスをメモ帳に貼り付けています。
※メモ帳でなくても大丈夫です
※セキュリティ上、ユーザー名を隠しています
このファイルパスを編集するためにメモ帳に貼り付けたのですが、まずは前後についている「”(ダブルクォーテーション)」を削除しましょう。
その次は「¥(バックスラッシュ)」を「/(スラッシュ)」に変換します。
この「¥(バックスラッシュ)」ですが、メモ帳では「¥」ですが、Design Studioではスラッシュの反対となっていて、ややこしいですが同じバックスラッシュです。
RPAも含めて、システムと関連する記事では、バックスラッシュはよく出てくるので、あまり見慣れないという方は覚えておいてください!
では、その「¥(バックスラッシュ)」を「/(スラッシュ)」に変換する方法ですが、メモ帳のウィンドウが選択されている状態で「ctrl + H」を押します。
そうすると下のキャプチャのように、「置換」というウィンドウが出てきます。
この中で、
■検索する文字列:¥
■置換後の文字列:/
と入力をして、「すべて置換」をクリックします。
この作業をすることで、もれなくスラッシュに変換することができます!
そして最後ですが、このファイルパスの頭に「file://」とつけたらファイルパスの編集が完了です!
「file://C:/Users/(PCユーザー名)/Desktop/DA_training_wpf.exe」
このような状態になります!
※PCユーザー名はパソコンごとに、それぞれで異なります
ウィンドウステップを設定・実行する
ここまでで使いたいファイルパスの編集ができましたので、ここからは実際にDAで開発をしていきます!
DAの開発画面の「〇」の箇所で右クリックをすると、下のようなメニューが出てきますので、「ウィンドウステップ」をクリックします。
すると、このように緑の枠で囲われたウィンドウステップができます。
そして下のキャプチャの赤枠のところの「実行可能」の枠をクリックします。
このような大きな入力窓が出てきますので、上の部分に、先ほどメモで編集したファイルパスをコピペします。
そしてウィンドウステップを実行させると、下のキャプチャのように、ソフト・アプリが立ち上がりました!
※実行後は全画面でアプリが開かれますが、分かりやすく、アプリの画面は小さくしました
実行の方法ですが、マニュアルにもあったように、上のキャプチャの①の「ステップオーバー」のアイコンをクリックするか、②のようにオレンジのバーを移動させたい「〇」をダブルクリックすると実行されます。
必ずしも開きたいアプリ・ファイルがデスクトップにあるとは限らないと思いますので、このウィンドウステップはDAを使うときに使いやすいです!
ちなみに以前までご紹介していましたv10.7では「openステップ」という名前でした!
また、今回の記事とほぼ同じ内容ですが、関連する記事のリンクもあるのでナレッジのURLも貼っておきます!
次回予告
次回はクリックを使わずに、入力したい箇所にカーソルを合わせて入力をしていきます!
お楽しみに!!
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