Excel間の集計・転記① ~グローバル変数・Excel上の日付~

Excel間の集計・転記

これまではWEBサイトから情報を抽出してExcelに書き出すということを通じて、BizRobo!を使ってみました。

今回からはExcel間の集計・転記について、BizRobo!で自動化をしてみます!

想定する内容

実際、皆さんの業務でも、基幹システムからデータをCSV形式で落としてきて、それを別の集計用のExcelに転記をするなどのような業務をすることもあるかと思います。

そこで、そのようなイメージのExcelファイルを2つ作ってみました!

まず1つ目の「9月取引実績」というファイルですが、下のキャプチャのように、いつ・どの取引先と・いくらの取引をしたのかを日付順にまとめています。

※適当に作成をした架空のデータです

また2つ目の「2021年実績集計」のファイルですが、下のキャプチャのように、月ごとにシートを作成しており、その月の企業ごとの取引回数や合計金額を集計するためのファイルです。

今回は9月のシートに、「9月取引実績」のファイルから取得してきたデータを集計して記載していきます。

もし、この記事の通りに進めてみようと思ってくださっている方は、ぜひ同じExcelファイルを2つご用意いただき、先へ進んでいきましょう!

2つのExcelを読み込む

それではロボットを作成して2つのExcelを読み込んでいきます。

ロボットの名前は分かりやすければ何でも大丈夫ですが、僕の方では「実績集計」としておきます。

もしExcelの読込方法を忘れてしまった場合には、こちらの以前の記事を参考にしてみてください。

こちらの方法で「2021年実績集計」、「9月取引実績」の順番で読み込みましょう。

グローバル変数について

これまで上でご紹介した以前の記事の内容のように、「グローバルにチェックをつけてください」とお伝えをしていましたが、グローバル変数の意味については特にお伝えしていませんでした。

ここまで読み進めてくださっている方であれば、すでにBizRobo!の基本を理解してくださっていると思いますので、この機会にグローバル変数についてもお伝えします!

まずはナレッジのこちらの記事に目を通してみてください。

Just a moment...

要するに、ループでイテレーションが変わったときや、ブランチの移行時に変数の値を保持しておくかどうかを指定してあげることが出来ます。

保持しておきたい変数の場合にはグローバルにチェックをし、保持しなくてもいい変数はグローバルにチェックをしなくて大丈夫です。

僕のブログでは、Excelを読み込んだ場合には必ずグローバルにチェックをしてください、とお伝えしていました。

というのも、Excelを読み込む場合は、ループをしながらExcelに書き込むケースが多いと考えているからです。

このような場合にグローバル変数にしていないと、ループのたびに書き込んだ情報が初期化(削除)されてしまいますので、「最終行のデータしか書き込まれていない・・・」ようなことも起こってしまいます(笑)

上記のナレッジには「グローバル変数を多用するとロボットの動作が遅くなります」とありますが、グローバル変数が分からないという方は基本的にグローバルにチェックをつけておく方が良いです。

個人的には、グローバルにチェックをつけていないことでトラブルになったことの方が多く、チェックをつけている方がトラブルにはなりづらい印象です。

ただ徐々にグローバル変数になれていただいて、最終的にはグローバル変数するかどうかを使い分けるようになるのがベストです!

Excel上の日付について

先ほど「9月取引実績」のExcelファイルを読み込みましたが、下のキャプチャのように日付の箇所が「########」となっていると思います。

こちらは列の幅が狭いからということではなく、BizRobo!上で上手く表示がされていない状態です。

Excelファイルの通常の仕様の場合、日付を入力するとデフォルトでは「ユーザー定義」になってしまっています。

このユーザー定義の箇所を「文字列」に変更して、日付を入力して保存をしましょう。

そして、Design Studioに戻り更新のボタンをクリックすると、こちらのキャプチャのように日付がちゃんと表示されます。

次回予告

今回、無事に2つのExcelの読み込みが出来ましたので、次回は9月取引実績から1つの企業だけを抽出していきます!

お楽しみに!!

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