前回はループを設定しましたが、そのループの威力を体験していきます!
実際に体験するまでには、まだ少し準備が必要ですが、その準備からしていきます!
値返却のステップを入れる
まず下のキャプチャの青枠のようにエンドステップ(×)のところが選択されていることを確認した上で、赤枠のアイコンをクリックして「アクションステップ」を選択します。
そして「アクションを選択」をクリックして、「値返却」を選択します。
※上から6番目に「値返却」があります
すると下のキャプチャの赤枠の部分が「Yahooファイナンス」と作成をしたタイプが自動的に選択されています。
逆に値返却のステップの場合、タイプでないと選択することが出来ませんので、事前にタイプを作っておくことが必要なのでご注意ください!
デバッグの画面に移る
ここまででロボットを動かす準備が出来ましたので、このロボットをデバッグしてロボットの動きを確認します!
まず「デバッグ=ロボットを実行すること」とイメージしてください。
ちなみにデバッグの意味をGoogleで調べてみると、プログラムの誤り(バグ)を見つけ手直しすること、とあります。
BizRobo!でも同様にデバッグでロボットを実行することで、エラーを確認して修正をしていきます!
尚、デバッグをするには下のキャプチャの赤枠の「デバッグ」の部分をクリックします。
あまり気にならなかったと思いますが、ここまでロボットの開発をしてきたのは「デザインモード」でした。
デバッグをした後に改めてロボットを修正するときには、「デザイン」の部分をクリックすると再度ステップを追加したり、ステップの詳細を変更したり出来ます。
デバッグを実行する
デバッグを始めるためのボタンは大きく2つの種類があります。
まず1つ目は、「シングルステップ」という下のキャプチャの赤枠のアイコンをクリックして進めます。
シングルステップという名前の通りですが、シングルステップのアイコンを1回クリックすると、1つのステップだけロボットを動かすことが出来ます。
もう一度クリックするとさらに1つ先のステップまで動きます。
このシングルステップは、実は頻繁に使うわけではないのですが、「どこで不具合が発生したか分からない」ようなときに使います。
1つ1つのステップを動かして、そのロボットの動きを確認することで、不具合を起こしているステップが明確になり、そのステップを修正することでロボットの精度が上がっていきます。
ただ、よく使うのは下のキャプチャの赤枠の「▶」(よく見る再生のマーク)のアイコンです。
こちらを押すと最初から最後までロボットを実行します。
ただし、エラーが起こるとそこで止まるようになっています。
止まった場合には、止まったところのエラーを確認をして、そのエラーの修正をします。
説明はこれくらいにして、「▶」を押してロボットを実行してみましょう!!
一瞬で抽出が出来た!
はい、ここまで作ってきたロボットを動かすと、下のようなエラーで止まってしまったと思います(笑)
取り急ぎ今回は、このエラーは無視して、それよりも一瞬で51行目まで抽出が出来たことに感動していただけたら嬉しいです!
※上記キャプチャの青枠の数字が51となっているということは、51行目まで一瞬で進んだということを意味しています
では本当に51行目までちゃんと抽出が出来ているかどうかを確認してみます。
まずは下のキャプチャの赤枠の「入力値/出力値」をクリックします。
そして、下のキャプチャの赤枠の「<」をクリックします。
そうすると、このように値返却で指示したタイプが取得してきた変数を、イテレーションの回数(株価の行)ごとに表示をしてくれています。
下までスクロールをすると、ちゃんと50行までの情報が表示されています!
このように一瞬で情報の抽出ができるのがRPAの醍醐味です!!!
次回予告
次回は、先ほど発生したエラーをどのように解消するのかを考えていきます。
そもそもどのようなエラーなのか、どのようにしたらエラーが解消されるのかを考えてまとめていきます!
お楽しみに!!