Excel間の集計・転記⑥ ~デバッグで問題を見つける~

Excel間の集計・転記

前回までで、ほぼロボットが完成していますが、最後にExcel出力のステップを追加してデバッグでの確認もしていきます!

Excel出力のステップを作成

さて、早速Excelの出力をしますが、どこに出力のステップを作成するのか、ということが大切なポイントでしたね!

どこに出力のステップを作成しましょうか?

少し考えてみてください!

・・・

・・・

・・・

はい、皆さんに考えてもらいましたので、コチラの記事でもExcel出力をしていきましょう!

もちろん、全ての記入が終わってからExcel出力をしますので、下のキャプチャのように「取引実績Excel」を読み込んだ後のループの手前にブランチを追加します。

キャプチャ上の①の上の流れを全て完了した後で、②の下の流れに進みますので、この位置でブランチを追加することで一番最後に動いてくれるステップを作成できます。

下の流れに新しいステップを作成して、アクションは「ファイル出力」とします。

次に詳細設定ですが、本来であれば「実績集計Excel」に上書きをすればいいのですが、テストということもありますので、下のキャプチャのようにファイル名には「【済】」という文字を入れて、ロボット出力時のファイルということを分かりやすくしてみました。

テストが上手くいき、本番の環境にするときは上書きをするようにファイル名を変更してあげたらOKです!

また、
・ファイルコンテンツ:実績集計Excel
・ファイルエンコーディング:Windows 日本語
としておきます。

さて、これでExcel出力の設定ができたはずです!

※Excel出力について書いている以前の記事です、ご参考まで

デバッグでロボットをテスト!

ここまでで、恐らくイメージしたロボットが完成したはずなので、デバッグをしてロボットの動きを確認してみます!

さぁ、動かす瞬間が緊張しますが、下のキャプチャの「▶」をクリックしてデバッグを開始したら、一瞬で完了しました(笑)

ということで、とりあえずロボットの動き上はエラーがなく完了をしたので、
・ちゃんとExcelが出力されているかどうか
・出力されたExcelにちゃんと正しく計算された数値が入力されているのか
などを確認してみます。

まずフォルダを確認してみたところ、下のキャプチャのように、ちゃんと「【済】」がついているファイルが出来ていました!

そして、ちゃんと正しく入力されているか、Excelを開いて確認をしてみます。

・・・

はい、明らかに数字がおかしいですね(笑)

ということで、どこがおかしいのかを丁寧にデバッグを見ながら確認していきます!

1つずつステップを確認

これまでにも何度かデバッグを確認してきましたが、改めてデバッグを詳しく確認していくための方法をお伝えします!

まずはデバッグでどのような動きをしているのかを確認するための画面を開いておきます。

下のキャプチャのように、「デバッグをクリック→デバッグの状態の中の『状態』のタブをクリック→さらにその中の『ウィンドウ』のタブをクリック」します。

そうすることで、このウィンドウの中でロボットが動いている様子を確認することが出来ます。

その上で、下のキャプチャの赤枠のシングルステップのアイコンをクリックすると、1つずつステップを進めていくことができます。

今回のように、ロボットの動きとしては特にエラーが出ず、ただ出力結果に問題がある場合、どこで問題があるか分からないので、1つずつステップを確認しながら、どこで問題が起こっているのかを確認する必要があります。

このように確認をしたところ、取り急ぎ下の2つの大きな問題を発見しました!

■取引回数と合計金額がリセットできていない
■二重で数字が計上されている

次回予告

今回、デバッグで問題を発見したので、次回こちらの問題を解決していきます!

もし次回が待てない方は、是非ご自身で解決を目指して開発をしてみてください!

お楽しみに!!

タイトルとURLをコピーしました