前回までの記事で情報を抽出して、条件に合った情報だけが先に進めるように開発をしてきました。
今回は条件に合った情報をExcelに入力する部分の開発をしていきます!
ステップをグループ化する
Excelに入力をする前に、ステップのグループ化について簡単にお伝えします。
下のキャプチャのように、以前作った名前付きタグのステップや抽出のステップが多く、ロボットの全容が分かりづらい状態になっています。
このような場合にステップをグループ化することで、ロボットの構成を確認しやすくなります。
まずはグループ化したいステップを選択します。
コントロールを押しながらステップを左クリックすることで、下のキャプチャのようにステップが青くなれば、そのステップが選択されている状態となります。
※ちなみにシフトを押しながらステップをクリックしても、選択されないのでご注意ください
また好みが別れるかもしれませんが、個人的にはループはグループ化しないようにしています。
デバッグのときにループの数字(イテレーション)が動くことで、ロボットがどこまで動いているのか分かりやすいです。
そのループをグループの中に入れてしまうと、イテレーションが見づらくなってしまうので、ループはグループの外に出しておくことが多いです。
このようにグループ化したいステップを選択したうえで、上のキャプチャの青枠の「グループ化」のボタンをクリックします。
すると下のように少し大きなステップが出来ますが、この中に先ほど選択したステップが入っています。
また、こちらのグループの名前はキャプチャの赤枠のステップ名のところに入力すると、その内容がグループ名になります。
この流れでついでに、SUUMOへアクセスしているステップもグループ化しておきました。
値判定のステップを無効化する
さて、それではExcelに入力していきます!
前回、値判定のステップを作りましたが、その条件に合った情報しか先に進めることが出来ません。
なので、もし先に進めようとしたときに値判定のステップでエラーになってしまう場合、値判定のステップを無効化しておくことでエラーになることなく先のステップに進めることが出来ます。
無効化の仕方ですが、値判定のステップで右クリック→「ステップを無効化」をクリックします。
すると下のキャプチャのようにステップの色が薄くなり、ステップの右上にグレーのマークがつきます。
この状態になっている場合、無効化になっています。
無効化の注意点ですが、ある意味当然なのですが、無効化のままデバッグしてしまうと、せっかく設定した条件が機能しなくなってしまいます。
なので、デバッグをする前には有効化させて置く必要があります。
有効化させるときも、無効化のときと同じように値判定のステップのステップで右クリック→「ステップを無効化」をクリックすることで復活します!
Excelに入力する
まずはBizRobo!上のブラウザをExcelに変更します。
以前、読込をしておいたExcelのタブを右クリック→「現在のウィンドウとして設定」をクリックすることで変更が出来ます。
そして入力するための行を挿入しますが、常に2行目に行を挿入して、抽出してきた情報を入力する形で入力をしていきます。
最新の情報が常にシートの下に積みあがっていってしまうよりも、常に最新の情報が2行目に書き込まれることで、情報を確認するためにExcelを確認した際に、Excelを開いたらすぐに最新の情報を確認できるようにしておきたいからです。
そのやり方ですが、まずはBizRobo!上のExcelの2行目を選択します。
選択した2行目で右クリック→「修正」でホバー→「行」でホバー→「前へ」をクリックします。
入力する行数を入力できますが、今回は1行のままで大丈夫です。
そして挿入した行に、これまで抽出してきた内容を入力していきます。
抽出してきた情報はタイプに入っていて、タイプの情報をそのまま入力すればExcelのヘッダーに合った状態で入力できるような下準備も出来ています。
下のキャプチャのように、行を挿入した部分が青枠で囲われていますので、必ずこの青枠の中の一番左側のセルを選択してください。
そして、そのセルで右クリック→「修正」でホバー→「セット」でホバー→「行のコンテンツ」でホバー→「SUUMO情報収集」をクリックします。
すると、このように挿入した行に、タイプの中に入っている情報を入力させることが出来ました!
次回予告
このようにExcelに入力をしましたが、これまでに既に入力されている情報だった場合には、その情報はExcelに入力をしないというように追加で開発をします。
データをスッキリさせておくためにも、とても大切なテクニックです!
お楽しみに!!