今回はRPAツールで必ず理解する必要がある「変数」についてです!
BizRobo!での変数の作り方や、変数の型について説明をしていきます!
変数とは?
変数というのは、「ロボットがデータを覚えるための箱(スペース)」のことです。
ロボットが何かを覚えられるのは、変数があるからです。
例えば、皆さんがパソコンを使用するときに、コピペをよく使うと思いますが、このコピーもパソコン上の変数(スペース)にコピーをし、それをペーストしたい場所に指示することでコピペをすることが出来ます。
今回はこちらの画像のように、Yahooファイナンスで株価を取得することを考えてみます。
また今回、このページから取得してくるのは
・名称
・取引値
の2種類とします。
変数の作り方
BizRobo!で変数を作る場合、まず下の画像のように変数の項目の左下の「+」ボタンを押します。
そして、こちらの画面が出てくるので、名前のところに「名称」と入力します。
次に下のタイプを選択の中から、「short text」を選択して、OKを押します。
すると右下の変数の項目に、「名称」という名前の変数が出来ました。
同じように「取引値」という名前の変数を、「integer」というタイプを選択して作ります。
このようにすることで変数を作ることが出来ました。
変数の型
上記では、「short text」と「integer」の型を選択しましたが、この2種類の型が最もよく使われる変数の型です。
そもそも変数の型ですが、型の種類によって、取り込むことが出来る情報が違ったり、取り込んだ後に加工が出来たり出来なかったり、といった違いが発生します。
※詳細は、今後に詳しく見ていきますので、今は「何となくそんなものか」程度で覚えていただけたら大丈夫です
「short text」は単純に文字列を抽出することが出来るので、最もよく使う型です。
また「integer」は整数という意味でして、変数を使って計算をしたいときに使うことが多いです。
例えば、項目ごとに請求金額の合計を計算するときには、計算したい数字を「integer」の変数に入れて計算をしていきます。
注意が必要なのは、「short text」でも数字を抽出することは出来るのですが、抽出してきた数字を計算することは出来ないということです。
計算をしようとすると、変数の型が異なっているということでエラーが発生してしまうので注意が必要です。
次回予告
今回作成した変数は、webサイト(Yahooファイナンス)から情報を抽出するために作りました。
そのため、次の記事ではweb上からの抽出についてまとめます!
お楽しみに!!