前回まではYahooファイナンスのサイトから株価情報を抽出してきました。
その抽出してきた情報をExcelに転記するようにロボットの開発をしていきます。
正直、Excelを絡めたロボットを開発することで、BizRobo!の幅が格段に広がります!
Excelを用意する
まずは抽出したデータを書き込むためのExcelを用意します。
用意をしなくてもBizRobo!で抽出したデータを出力することは出来ますが、Excelを読み込むということも練習をしていただきたいので、あえてExcelを用意して、そのExcelを読み込むことをしてみます。
今回は単純に「Yahooファイナンス」というExcelを作り、ヘッダーとしてA1に「名称」、B1に「取引値」のみを入力したExcelです。
このExcelを作成したら保存をして、ファイルを閉じておきます。
ファイルを出力するときに、同じ名前のファイルが開いていると、出力が出来ずロボット実行中にエラーとなってしまいますので、ご注意ください。
Excelを読み込む
最初の「Load page」のステップをクリックして、下のキャプチャの赤枠のアイコンをクリックして「アクションステップ」を選択します。
新しくできたステップが選択されていることを確認して、「アクションを選択」をクリック→ファイルシステムをマウスオーバー→ファイル読込をクリックします。
そして下のキャプチャの赤枠の「ファイル名」の箇所にファイルパスを入力します。
もちろん「参照」のボタンをクリックして選択することも出来ますが、ファイルパスをそのまま入力してしまうことも多いので、そのまま入力する方法もお伝えします!
こちらのキャプチャのように読み込みたいファイルに対し、Shiftを押しながら右クリックをします。
そうすると選択肢の中に「パスのコピー」というのがあるので、「パスのコピー」をクリックします。
それをDesign Studioの「ファイル名」の部分にペーストします。
ちなみにDesign Studioではマウスの右クリックでコピーやペーストは出来ないので、「Ctrl + C」と「Ctrl + V」でコピーペーストをする必要があります。
またペーストしたら「”」(ダブルクォーテーション)が左右についているので、それを削除します。
削除しないと上手く読み込んだり、書き込んだり出来ないのでご注意ください。
Design Studio内のブラウザでExcelを開く
上記のようにファイル名を入力したらファイル読込のステップの設定は完了しましたので、下のキャプチャの赤枠のステップ(ファイル読込の次のステップ)をクリックして、ファイル読込を実行します。
すると下のキャプチャの赤枠のように、右下に「アクションを選択」というボタンが出てきますので、こちらをクリックします。
そして「変数として開く」→「新しいシングルタイプの変数」→「Excel(シンプル)」をクリックします。
「新しい変数に抽出」というウィンドウが立ち上がりますので、グローバルの部分にチェックをしてOKをクリックします。
これでExcelを開くことが出来ました。
ここまでの作業を完了すると、下のキャプチャののように2つのステップが追加されています。
この「Extract Excel」は、Excelという名前の変数に読み込んだExcelを抽出する、というステップです。
また「Open Excel」は、変数に格納したExcelをブラウザ上に開く、というステップです。
この2つのステップが自動的に作られました。
次回予告
これでまずExcelを開くことが出来ました。
次回はこの開いたExcelに対して、抽出してきた情報を書き込むことをやっていきます!
お楽しみに!!