新しく作成したシートに書き込みをする

BizRobo!の基礎

前回の記事では新しいシートを作成しましたので、そのシートに入力していきます。

ここで問題になるのは、毎回シート名が変わるので、シート名が変わってもちゃんと、その新しいシートに書き込めるように設定をするのは最初は少しややこしいですが、かなり応用が利く内容ですので、今回の記事で挑戦をしてみましょう!

※ブログ作成の都合上、シート名の「本日の日付」はこの記事の中でも移り変わっておりますが、ご了承いただければ幸いです。

ヘッダーを入力する

まずは新しいシートにヘッダーを入力しますので、A1の部分に「名称」を入力してみます。

A1のセルを選択して、右クリック→コンテンツ設定をクリックします。

そしてコンテンツの欄に「名称」と入力をして、OKをクリックします。

すると無事にA1のセルに、名称と入力することが出来ました。

ファインダーを設定する

このように簡単に設定が出来たように感じますが、実は大きな落とし穴があります!

冒頭の部分に少し書きましたが、その落とし穴というのは、毎回書き込むシートが変わってしまうということです。

ここでセルのコンテンツ設定のファインダーを確認してみます。

「Set content of cell」をクリックし、「ファインダー」をクリックします。

そうすると範囲の部分に「4月28日!A1」と入力されています。

「!」でシートを表しますので、4月28日というシートのA1のセルに入力をするという設定となっています。

当然、4月28日の当日はその設定で問題ありませんが、翌日4月29日になったとしても、ここのファインダーは変わらずに「4月28日!A1」のままです。

そのため、このままだと4月29日になったとしても、4月28日のシートに書き込まれてしまうので、4月28日のシートに上書きされ、新しくできた4月29日のシートには何も書き込まれないことになってしまいます。

※もしイメージしづらい場合には、あえて翌日にこのロボットを動かしてみていただきたいです!

要するに「4月28日」の部分に、毎日本日の日付が入れば、4月29日になったとしても「4月29日!A1」と入力されますので、新しくできたシートに無事に入力されることになります!

つまり「本日の日付(変数)+!A1」と表示がされれば大丈夫です!

そのような場合にはエクスプレッションという機能を使います。

こちらの「▼」をクリックして、エクスプレッションを選択します。

このような画面になりますので、編集のボタンをクリックします。

次の式エディターのウィンドウで「エクスプレッション」をクリック→「変数」でホバー→「今日の日付」をクリック。

すると、こちらのように上の画面には入力した変数が表示され、下の画面には入力した結果が表示されます。

今回、こちらの「今日の日付」の変数には「4月29日」が入っていますので、それが下の画面に表示されています。

このエクスプレッションで『本日の日付(変数)+!A1』という形を作りたいのですが、「!A1」の部分は常に一定です。

この常に一定の部分も今から入力していきます。

改めてエクスプレッションをクリック→オペレーターでホバー→「連結/追加:+」をクリックします。

すると、このように「+」が追加されますので、この後に「!A1」を追加します。

その場合、エクスプレッションをクリック→「定数:””」をクリックします。

すると「””」このようなダブルクォーテーションが2つ出てきますので、この間に「!A1」を追加します。

その結果、出力値のところにイメージした通りに変数を取得してきて、その変数のシート名のA1の箇所に入力するようにファインダーを設定することが出来ました!

取引値も同様にステップを作成

さて、ここまででA1に「名称」とヘッダーを入力することが出来ましたので、今度は同じようにB1に「取引値」を入力していきます!

まずは「Load Page」のステップをクリックしてから、赤枠のB1の箇所で右クリック→コンテンツ設定をクリックします。

そしてコンテンツ(上の欄)に「取引値」と入力をして、OKをクリックします。

そうすると取引値を入力するステップが出来ますので、そのステップをクリックして、ファインダーをクリックします。

ここまででやってきたことと同じですが、改めて掲載します!

「▼」をクリックして、エクスプレッションを選択します。

そして編集のボタンをクリックして式エディターのウィンドウを出します。

名称のステップで設定したときとほぼ同様ですが、セルがB1なので、そこだけ変更をしておきます。

そしてOKをクリックして設定が完了です!

他のステップも同様にファインダーを設定する

他のステップでも同様の設定をして、ちゃんと新しいシートに入力できるようにしていきましょう。

他にファインダーの変更が必要なステップは、行を挿入する「Insert Rows」です。

これまで同様、下のキャプチャのように入力すれば大丈夫です!

そしてデバッグをしてみてください!

上手く実行できるはずです!

次回予告

ここまで2回目から今回の14回目までYahooファイナンスをからの抽出をして、Excelにまとめることをお伝えしてきました!

やはりBizRobo!はwebからの抽出が得意ですので、次回以降はSUUMOのサイトからの抽出をしていきます!

お楽しみに!!

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